江戸開府400年記念行事として、江戸天下祭りが11月22日(土曜日)〜24日(月曜日)に行われました。会場となった日比谷公園内では24日の巡行に参加する山車の展示や物産展など様々なイベントが催されました。
 江戸天下祭りの名称は、数ある江戸の祭りの中で、幕府によって行列が江戸城に入ることが許されたものだけに冠されました。長年にわたってそのお墨付きをもらったのは、徳川将軍の産土(うぶすな)神だった日枝神社の山王祭と、江戸の地主神だった神田明神の神田祭のみ。それぞれ2年おきの本祭りが交互にあったので、毎年どちらかの行列が将軍の上覧を受けました。根津神社の祭礼も1714年に一度だけ、天下祭りに加えられました。
 各町ごとに装飾の豪華さを競い合った山車が数十台、連なって練り歩くさまは壮麗そのものでした。今でこそ、祭というと豪快な神輿がメインになっていますが、天下祭では山車が祭礼の「主役」だったわけです。
 しかし、明治以降の近代化の波とともに、山車は東京の祭から姿を消していきました。都電の開通などで電線が街中を走るようになり、高さ5メートルを超える山車を引くのは難しくなったのです。今回の「江戸天下祭」では、千代田区内で保存されている山車だけではなく、様々な事情から地方などに流れた山車たちが「里帰り」します。
(読売新聞臨時刊行「江戸天下祭」より)
 このレポートは24日に行われた山車・神輿の巡行パレードの様子です。

日比谷公園会場入り口

公園内では様々なイベントが

先頭は頭連中の江戸木遣り

神田囃子保存会の底抜け屋台

続いて手古舞

九段三丁目の牛若丸の山車

須田町中部町会の女神輿

三番町町会の東郷元帥の山車

平河町一丁目の町会神輿

九段四丁目弁慶と牛若丸の山車

飯田橋の町会神輿

神田松枝町の羽衣の山車

岩本町二丁目の大和町会神輿

青梅市森下町の山車

司町二丁目の町会神輿

遠州横須賀の川中島と五条大橋

神田五軒町の町会神輿

熊谷市本三四の戸隠の山車

神保町三丁目の町会神輿

鴨川市山王講の恵比寿の山車

東松下町の町会神輿

川越市志多町の弁慶の山車

泉笑会の底抜け屋台

神田和泉町の町会神輿





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